マライアキャリーが日本に来た!
- Shino Saotome
- 11月7日
- 読了時間: 2分

マライア・キャリー、横浜初日公演レポ。音楽の才能と美貌に恵まれた歌姫による4幕構成のステージ
4幕構成のステージ
21世紀の名盤中の名盤、『MIMI (The Emancipation of Mimi)』の20周年を記念する『The Celebration of MIMI』のツアーで世界を周りながら、16作目『Here It For All』を9月26日にドロップする離れわざをやってのけた、マライア・キャリー。
10月28日のジーライオンアリーナ神戸からスタートした日本公演の中日、Kアリーナ横浜はソールドアウト。2018年ジャパンツアーの東京公演は、武道館だった。歴史ある武道館に足を運ぶのは毎回楽しいが、Kアリーナはさらにキャパが大きく、新しめの会場で音響がいい。マライアの声を堪能するには、よりふさわしいセッティングだ。
今回のツアーの土台は、2024年4月からスタートしたラスヴェガスのレジデンシー公演である。「アクト1」から「アクト4」までの4幕構成、つまりゆるく起承転結をつけている。ヒップホップを取り入れたよりモダンな“MIMI”としての20年間をセレブレートしながら、90年代を制した歌姫の側面もしっかり想い起こし、そして新章としての『Here It For All』も聴かせる、とても凝った構成なのだ。
マライア・キャリーがプロデュースも手がけるシンガー・ソングライターであるのは、ファンならよく知っている事実。そこに舞台演出家、ヴィジュアル・アーティストとしての才能をも発揮しているのが、2010年代以降のマライアである。

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